HP CURRENT STATE REPORT

rinn-kyomachi.com
ホームページ現状調査レポート

株式会社レアル 様のホームページについて、外部から確認できる情報をもとに第三者として現状を整理しました。 確認されたポイントと、当社で対応させていただく場合のプラン概要を併せてご提案いたします。

調査対象
https://rinn-kyomachi.com/
対象運営
株式会社レアル 様
調査実施日
2026年04月23日
調査種別
外部公開情報のみを用いた非侵襲的な確認
作成
BB社
本レポートの立場
第三者としての現状整理と改善提案

目次

  1. エグゼクティブサマリー
  2. 現状の基本情報(インフラ・CMS・ページ規模)
  3. 第三者として確認させていただいたポイント
  4. 当社で実施する場合
  5. 付録: 調査手順の再現コマンド

1. エグゼクティブサマリー

現状のホームページは見た目の完成度は高い一方で、CMS(WordPress)本体と各プラグインの更新が2022年前後で止まっていることが確認できました。 直ちに不具合が起きている状態ではありませんが、「ログイン画面の所在」「登録ユーザー情報」「管理画面のURL」が外部から取得できる状態になっており、 運用を続けるうえで早めにご対応いただくのが望ましい項目が複数あります。 いずれも現在の制作会社様で対応可能な範囲が大半です。

確認事項 優先度 何が問題か
ログインID候補が外部から取得可能な状態 緊急 認証突破の試行に悪用されうる情報が外部から取得できる
WordPress本体・主要プラグインのバージョンが3〜4年前のもの 緊急 過去に公表された既知の脆弱性がそのまま残っている可能性
隠し管理画面URL(/mn29cgv2eukv/等)が公開APIから漏れている 緊急 管理画面URLを推測困難にする対策が機能していない
開発環境URL(chk.rinn-kyomachi.com)が外部に見える 優先度 B 本来外部から存在を隠すべき開発環境の所在が露出
sitemap.xml が外部無料ツールで生成されている 優先度 B SEO反映が遅れやすく、外部サービス停止時の影響を受ける
アクセス解析タグが複数設置されている 優先度 B 計測データが複数GAプロパティに分散する状態になり得る
表示速度(初期表示 約0.85秒)が中速帯 優先度 C 直帰率とSEO評価にマイナスに作用
セキュリティ系HTTPヘッダーが未設定 優先度 C ブラウザ側での攻撃耐性(多重防御の基礎設定)が不足

緊急 は、運用を続けるうえで早めにご対応いただくのが望ましい項目です。いずれも設定変更や更新作業で対処可能で、作り直しや大きな追加費用は不要な内容です。

2. 現状の基本情報(インフラ・CMS・ページ規模)

2-1. インフラ構成

項目内容
ドメイン管理お名前.com(GMOインターネット)
サーバーエックスサーバー(共用サーバー・大阪DC)
sv2223.xserver.jp
DNS(ネームサーバー)ns1-5.xserver.jp(エックスサーバー管理)
CMSWordPress(サブディレクトリ型 /wp-rinn/
多言語プラグインWPML v4.5.11(2022年頃のバージョン) 要更新
SEOプラグインYoast SEO v18.0(2022年頃のバージョン) 要更新
予約ウィジェットtripla(外部サービス埋め込み)

2-2. ページ規模の実態

sitemap.xml に登録されているURL構成は以下の通りです。

内訳件数備考
日本語ユニークページ約 150トップ・施設紹介・コンセプト・予約関連等
多言語展開(英・中簡・中繁・韓)約 600日本語 × 4言語
重複URL・開発用パス約 90予約ウィジェットのパラメータ違い、/wp-rinn/配下の管理パス等
合計(sitemap上)約 840
補足: sitemap上のURL数は「コンテンツ量」ではなく「多言語展開を含めた総URL数」です。 ユニークな日本語コンテンツは約150ページ規模で、多言語4言語に同一内容を展開することで約4〜5倍の件数になっています。

2-3. コンテンツ・更新状況

外部から確認できる日付情報(ページのメタデータ、お知らせ投稿日、PDFの更新日など)を整理した、 サイト運用の時系列(想定)です。

項目確認内容
サイト公開日2022年1月(WordPressメタデータより)
テーマアセットの改修痕跡2024年に assets2024/ ディレクトリへの切替あり(テーマ大改修の痕跡)
トップページの最終更新2024年8月27日(現時点から約1年8ヶ月前)
コンセプトページの最終更新2025年6月13日
プラグインの最終更新2022年前後(WPML v4.5.11 / Yoast SEO v18.0)
お知らせ投稿の最新2026年4月17日

お知らせ投稿の頻度推移

投稿件数傾向
2022年(12月のみ)2件サイト公開直後
2023年5件月平均 約0.4件
2024年約13件月平均 約1.1件
2025年約26件月平均 約2.2件(下半期以降活発化)
2026年(4月まで)約7件月平均 約1.8件(継続中)
外部から読み取れる傾向(事実ベース):

3. 第三者として確認させていただいたポイント

外部から確認できた範囲で、運用の観点から気になった8点を優先度順に整理しました。

緊急

① 登録ユーザーの情報が外部から取得可能

現状

REST API(/wp-json/wp/v2/users)が公開状態で、認証なしで登録ユーザー2名の情報(スラッグ・管理画面URL・表示名)が取得できる。

気になる点

ログイン試行に必要な情報(ユーザー名候補・管理画面URL)が、同一のAPIから一度に揃ってしまう。

提案

ユーザー一覧エンドポイントを外部から参照できない設定への変更。

緊急

② WordPress本体・主要プラグインが3〜4年前のバージョン

現状

WPML v4.5.11、Yoast SEO v18.0 など、主要プラグインが2022年頃のバージョンのまま更新停止。

気になる点

過去に公表された既知の脆弱性がそのまま残っている可能性がある。

提案

最新版への更新と、以後の定期アップデート運用の確立。

緊急

③ 隠し管理画面URLが公開APIから漏れている

現状

管理画面URLを別パス(/mn29cgv2eukv/)に変更済みだが、①のREST APIレスポンスに変更後のURLが含まれている。

気になる点

URLを推測困難にする対策自体が、APIからの漏洩によって打ち消されている。

提案

①の対応により同時に解消される範囲のため、別途の追加対応は不要。

優先度 B

④ 開発環境URLが外部から確認できる状態

現状

開発用サブドメイン chk.rinn-kyomachi.com の存在がREST APIから確認できる。Basic認証は設定済み。

気になる点

開発環境には検証中の機能や古いコンテンツが残ることが多く、所在自体を外部から隠すのが望ましい。

提案

公開サイト側から開発環境URLが出力されない状態への設定調整。

優先度 B

⑤ sitemap.xml が外部無料ツールで生成されている

現状

外部無料ツール sitemapxml.jp で生成されている。Yoast SEO(導入済)にも同等機能がある。

気になる点

SEO反映が遅れやすく、外部サービス停止時の影響を受ける。URL一覧が外部に渡っている。

提案

CMS標準機能(Yoast SEO)による自動生成への一本化。

優先度 B

⑥ アクセス解析タグが複数設置されている

現状

GA4タグが複数検出され、トップページと下層ページで構成が異なる(トップは5タグ、下層は3タグ)。サポート終了済のUA(Universal Analytics)タグも残存している。

気になる点

計測データが複数のGAプロパティに分散する状態になり得る。運用で参照しているGAが定まっていれば大きな支障はない想定。

提案

実際に運用で使用しているGA4プロパティの確認と、不要タグ(特にUA)の削除・整理。

優先度 C

⑦ 表示速度は中速帯(初期表示 約0.85秒)

現状

トップページのTTFBが約0.85秒。宿泊施設サイトとしては標準〜やや遅めの部類(目標値は0.3〜0.5秒)。

気になる点

直帰率とSEO評価に影響する。CDN・キャッシュが確認できず、毎回動的生成されている可能性が高い。

提案

キャッシュまたはCDNの導入による高速化。

優先度 C

⑧ セキュリティ系HTTPヘッダーが未設定

現状

HSTS、Content-Security-Policy、X-Frame-Options、Referrer-Policy といったヘッダーが未設定。

気になる点

ブラウザ側での多重防御(基礎設定)が不足している状態。

提案

サーバー設定へのセキュリティヘッダー追加。

横スクロールで全8件
補足: 項目①については、実証データと再現手順を別紙「evidence/api-user-leak-evidence.html」にまとめています。

4. 当社で実施する場合

3章で整理した確認ポイントを、当社で対応させていただく場合のプラン概要です。 いずれも現WordPressサイトを維持したままでの応急処置・改善対応で、リニューアルではありません。 詳細は別紙「quote/quote-emergency-security-pack.html」をご参照ください。

ライト

¥380,000
税別 / 納期 2週間
特別価格 ¥310,000
最低限の穴を塞ぐ構成
  • REST API漏洩の遮断
  • 主要プラグイン更新
  • 基本セキュリティヘッダー追加
  • ログイン画面の再保護

プレミアム

¥1,200,000
税別 / 納期 4週間 + 保守3ヶ月
特別価格 ¥1,015,000
改善 + 継続監視
  • スタンダードの全項目
  • 3ヶ月の継続保守(月次更新)
  • 月次脆弱性スキャン & レポート
  • 緊急対応窓口
  • コンテンツ更新サポート(月5件)

特別割引: AIO診断+制作実施の場合、同時割引の適用があります。

前提条件

本見積に含まれないもの

5. 付録: 調査手順の再現コマンド

本レポートで確認した内容は、以下のコマンドで第三者でも再現確認が可能です。

① ユーザー一覧APIの公開状況確認

curl -s https://rinn-kyomachi.com/wp-json/wp/v2/users | jq .

② HTTPヘッダー確認

curl -sI https://rinn-kyomachi.com/ | head -20

③ sitemap規模確認

curl -s https://rinn-kyomachi.com/sitemap.xml | grep -c '<url>'

④ 初期表示速度(TTFB)計測

curl -s -o /dev/null -w "TTFB: %{time_starttransfer}s\n" https://rinn-kyomachi.com/

⑤ WordPress/プラグインバージョン推定

curl -s https://rinn-kyomachi.com/ | grep -Eo 'wp-(content|includes)/[^\"]+\?ver=[^\"]+' | sort -u